この記事を書いた人
今回はXIOMさんより発売されているウーゴハイパーアクシリウムをレビューさせて頂きたいと思います。
現在のメインは同じくアウター特殊素材系であるティモボルZLFを使用しています。グリップはあまり好きではありませんが、絶妙な球離れでかなり好きなラケットです。興味がある方はこちらで詳細記事を記載しています。
・かなりマイルドな打球感のアウター特殊素材ラケット
・粘着テンションラバーとの相性〇
・どちらかと言えば前陣向け
試打ラバーは普段使用しているものに合わせ、フォア:ゴールデンタンゴ、バック:ディグニクス09cとしています!
ウーゴハイパーアクシリウムの仕様
まずはカタログ情報から!
普段使用しているティモボルZLFと比較したいと思います。
ウーゴハイパーアクシリウム
・合板構成:木材5枚+ハイパーアクシリウムファイバー2枚
・ブレード厚:5.8㎜
・重量:85g±
・ブレードサイズ:157×150㎜
・グリップサイズ:FL 100×25㎜、ST 100×23㎜
・原産国:韓国
・定価:22,000円(税込み)
ティモボルZLF
・合板構成:木材5枚+ZLファイバー2枚
・ブレード厚:5.4㎜
・重量:83g±
・ブレードサイズ:157×150㎜
・グリップサイズ:FL 100×24㎜、ST 100×22㎜
・原産国:日本
・定価:22,000円(税込み)
ウーゴハイパーアクシリウムのカタログ売り文句は…
超攻撃型にも安定志向型にも
インパクトの振動を極限まで抑えたハイパーアクシリウム織維を組み込むことで、この上なく使いやすいラケットが誕生した。アウタータイプとは思えないソフトフィーリングと確実にボールをホールドするつかみの良さで、どんな回転のボールに対しても常に安定したドライブが可能。ミスを恐れずフルスイングしたい超攻撃型の選手と、徹底した安定志向の選手、どちらも納得の性能だ。ブラジル期待の星ウーゴ・カルデラノ(XIOM契約選手)モデル。
僕がgetしたものは88gでした! 重心は手元寄りだと思います。
普段使用しているティモボルZLFの方がやや板厚が薄く、軽量になっています。
両方ともカーボンが入っていない特殊素材アウターラケットになりますが、ザイロンファイバーとアクシリウムファイバーで違いがあります。
グリップはかっこいい上に握りやすいですね! かなり好みです。
ウーゴハイパーアクシリウムを使用した感想:重さはそこまで感じず、扱いやすい
ラケットの重さ:平均85g(使用したものは88g)
ウーゴハイパーアクシリウムの重量は平均85g±ととても扱いやすい重さになっています。両面に粘着テンションラバーを貼っても、186gとほどよい重さです!
扱いやすさ:インナー系特殊素材により近い打球感
普段使用しているティモボルZLFと比べてさらに柔らかいです。ティモボルZLFもアウターALCなどのカーボンが入っている特殊素材と比べると柔らかく感じますが、ウーゴハイパーアクシリウムはさらに柔らかく、インナー寄りに感じます。特殊素材の違い+板厚の厚さ分、やや食い込みやすいか…。
フォア打ちや上回転ドライブの段階ではティモボルZLFと弾みの差はさほど感じませんでした。球持ちはややウーゴハイパーアクシリウムの方が持ちます。
粘着ラバーとの相性:良いが飛ばすためにはパワーが必要
僕は昔から両面の粘着テンション系のラバーを使用しています。板厚が厚くなく、打球感が柔らかいことからも粘着ラバーとの相性はいいと思います! 弾み自体はビスカリアなどのALCと比べると控えめなので、スピードを出すにはパワーが必要です。
ウーゴハイパーアクシリウムの不満点:慣れの問題が大きい
ストップが止まりすぎ
はじめにも記載しているのですが、慣れの問題でストップが相手コートに届きませんでした(笑)。フォア打ちやドライブの段階では大きな違いを感じなかったので、そのまま試合練的なことをしたのがまずかったですが、ストップのネットミスが多かったです。
大きいラリーでの弾みはそこまで変わりませんが、台上技術などの細かいところではウーゴハイパーアクシリウムの方が、おとなしいです。慣れればこちらの方がストップしやすいと思います。
打球感が柔らかい
個人的に打球感はやや硬いくらいが好きで、ティモボルZLFの打球感が最高です。そちらと比べるとウーゴハイパーアクシリウムは柔らかく、球持ちが良いです。ドライブだけでいえば、こちらの方が球持ちがよく打ちやすいのですが、バックで弾いたり、ミートしたりする時は少し球離れが早い方がしやすく感じるので、その点ではティモボルZLFの方が好みです。ただこちらも慣れの影響は大きいと思います。
ウーゴハイパーアクシリウムの良かった点:バランスよく扱いやすい
ハイバランス
ハイバランスラケットとしては、ButterflyのインナーフォースレイヤーALCが思い浮かぶのですが、ウーゴハイパーアクシリウムもアウター特殊素材ラケットでありながら、かなりバランスが良いと思います。カーボンが編み込まれた特殊素材アウターラケットと比較すると扱いやすく、中級者でも十分扱えるアウターラケットだと思います。個人的にALCは練習量確保できてないと使用が難しいです…。
アウターALCが難しく感じた理由はこちらで記載しています。
ドライブのかけやすさ
普段使用しているティモボルZLFと比べると若干球持ちがよいため、回転はかけやすかったです! 個人的には慣れてる分、ティモボルZLFの方が打ちやすかったのですが、相手からはウーゴハイパーアクシリウムの方が、打球が伸びて取りづらいとのことでした。勝つことを考えれば、自分が打ちやすいだけではだめで、相手が嫌な方を選ぶべきか…。難しくも楽しいところ!
まとめ
ファイバー系の特殊素材アウターラケットは、ALCなどの特殊素材アウターラケットに憧れはあるけど、扱いが難しく感じる中級者におすすめしたいラケットです! カーボンが入っていない分、じゃじゃ馬感は減って扱いやすいです。弾みはそこまでないため、主に前陣でプレーされる方におすすめです。
ファイバー系の特殊素材アウターラケットは、ALCなどのカーボンが編み込まれた特殊素材アウターラケットと特殊素材インナーラケットの間くらいの立ち位置に感じています。ティモボルZLFはややアウターALC寄り、ウーゴハイパーアクシリウムはややインナー寄りだと感じました。
ファイバー系他にも試してみたいと思うあき茶でした!
コメント